代表コラム

パーフェクトハーモニー代表がTDEについて毎月記載しています。

    2012年6月のコラム「忘却の彼方」

    最近、ご自分が、あるいは身内の誰かがボケることを心配される会員さんが増えてきました。

    「うちのおばあちゃんがボケ始めてきて、何とかなりませんか?」
    あるいは、
    「最近、もの忘れがひどくて・・・・」

    まあ、先にボケてしまえば、この世に怖いものなし・・全ては忘却の彼方に去ってしまい、ご本人は最強なのですが・・・廻りが大変です。

    ・・・・・で、何とかなるのか? ならないのか?

    幼いころは、見るもの聞くもの全てが新鮮です。ちょっとしたことでも深くしっかりと記憶されます。また、脳の記憶容量も余裕たっぷりですので、やすやすと記憶されます。

    人生70年、80年と経ちますと、ほとんどのことは体験済み、すでに見たこと聞いたことになってしまいますので新鮮みが無い。また、脳の記憶容量がすでに満杯で、新しい記憶を保存する場所がない。

    こうなってくると、ちょっと面倒です。さっき聞いたことを忘れてしまう、さっき覚えたはずなのに思い出せない。というよりも記憶されていない。昔のことは良く覚えているのに、新しいことは覚えられない。

    ・・・・・で、何とかなるのか? ならないのか?

    記憶の入れる場所、これをプールに例えながらTDE的に調べると、天才は別にしても、ほとんどの人のプールの大きさはあまり変わりません。深さは人によりバラツキがあり、記憶力の優れた人ほど深いプールをもっているように感じます。

    年を取ってくると、いろいろな記憶でプールが満杯になってきます。新しい記憶の入れる場所は狭く、浅くなり、多くのことは記憶できない、記憶しても浅い記憶なのですぐに消えてしまう。

    ・・・・・で、何とかなるのか? ならないのか?

    続く・・・・・