代表コラム

パーフェクトハーモニー代表がTDEについて毎月記載しています。

    2011年5月のコラム「エネルギーの流れ」

     5月の講習会で、約3年ぶりに「小周天」という実習を行いました。

    気功の世界で行われてきた「小周天」という技法。

    下腹部にある下丹田あるいは気海と呼ばれる部位にため込んだ生体エネルギーを胴体下部の会陰に降ろし、背中から頭頂部まで上昇させ、顔の前からお腹を通って会陰に戻し、それをぐるぐると循環させることにより、体力や健康を維持しようという技法です。
     この生体エネルギーの流れ方向は、人によって違います。日本人の男性は背中回りが多く、女性では前回りの人が多いようです。
     画一的に背中回りだけを続けた場合、その人の本来の流れと合っていれば元気になるのですが、逆の場合には活力が低下してしまいますので注意が必要です。
     TDEを使用すると、どちら方向にでも加速させることができますので、「その人の本来の方向に加速しよう」と思いながら廻してあげると、無理がありません。
     エネルギーの流れということでは、身体全体での流れや、臓器単体での流れ、細胞単位での流れなど無数の流れがあります。
     例えば、健康な肝臓のエネルギーの流れと癌細胞に侵された肝臓のエネルギーの流れを比較してみる。健康な細胞と病気の細胞のエネルギーの流れを比較してみるというのも面白い研鑽になります。
     何事もそうなのですが、健康な時は身体を意識することはあまりありませんが、病気やケガをすると途端に意識しはじめます。みんなが貧乏であれば金持ちを意識することはありませんが、誰かが金持ちになると、途端に自分の貧乏を意識しはじめます。
     
     エネルギーの世界も似たようなものです。良いモノだけを追いかけていても、悪いモノだけを追いかけていても、何も分かりません。
     何かをエネルギー的に調べてみたら、それの正反対にあるもののエネルギーを調べることで、その差を感じ、改善に向けた対処方法を見つけることができます。
     研鑽会ですので、あらゆるモノのエネルギーを感じてみる練習をされてみるのも、良い暇つぶしになります。