恐ろしい目に遭うと「恐くて肝っ玉が縮んじゃったよ」と云います。
また、何事にも動じず、どっしりと構えている人を「あの人は肝っ玉が大きい」と表現することがあります。
肝っ玉も物質としては見えないのですが、心や魂と同じように「実在する何か」なのでしょう。
そして、肝っ玉は小さいよりも、大きい方がメリットが多いようです。
さっそく実験してみましょう。
肝っ玉がどこにあるのか分かりませんので、両手を中空に伸ばし、「自分の肝っ玉、ぜ~んぶ出ておいで」と思いながら抜き出し、テーブルの上に置きます。
さて、どのくらいの大きさなのか調べてください。大きくても小さくても気にしないでください。「現状はこんな感じなんだな」と感じるだけです。
次に、自分の頭の上の方に意識を向けて「頭の上にある肝っ玉」と思いながら、両手で掴み取り、大きさを見てください。
何か出てくる人もいるでしょうし、何も出てこない人もいるはずです。
同じようにして、頭の中、胸の中、下腹の中、脚の下にある「肝っ玉」を調べていきます。
大勢の人々を調べていくと、善し悪しは別にして、肝っ玉があちこち分散している人が多いように感じられます。
「肝っ玉」
肝っ玉はどこにあっても構わないのですが、心配性の人や理屈っぽい人ほど「肝っ玉」は上の方にいってしまい、「足が地に着いていない」傾向が見受けられます。
話は変わりますが、妊娠してから2ヶ月くらいの胎児には尻尾があります。その中に9個の尾骨が入っているのですが、生まれる前に退化して尾骨は4個か5個残し、尻尾も消えてしまいます。
この消え去ってしまった尾骨6番から9番、消えたけれどもエネルギー状態として残っている尾骨6番、7番、8番、9番にストレスなど不要なエネルギーが溜まってくると、肝っ玉が小さくなり、不安定で分散し、ソワソワと落ち着かなくなるようです。
では、両手の間に、尾骨6番、7番、8番、9番を抜き出し、その中からストレスや不要なエネルギーを取り去っていきます。
終わりましたら、もう一度自分の肝っ玉全部の大きさを調べます。
頭の上、頭の中、胸の中、下腹の中、足の下にある肝っ玉を調べます。
何度か繰り返していくと、肝っ玉が大きくなり、その全部が足の下に集まります。同時に精神的な安定感も増していきます。
これから年末にかけて、何かと気ぜわしい季節がやってきます。
肝っ玉を安定させて、どっしりと構えてください。
詳しくは11月の東京、大阪の講習会で実習予定ですので、ご興味のある方はご参加ください。