2020年11月のコラム「秋を味わう」
2020/11/04
今日は関東でも3年ぶりに木枯らし1号が吹いたようで、夜明け前から雨戸がガタガタと音を立てていました。
先月の「秋を歩こう」というコラムで、歩くことをお勧めしたのですが、今回は「秋風を味わってみましょう」というご提案です。
秋は湿度が少なく空気が軽いので、風が美味しく感じられる季節です。
美味しいといっても味覚や嗅覚ではなく、肌や肺の奥で感じる「爽やかさ」のようなもので、身体が喜んで勝手に深呼吸しているような感じになります。
とはいっても、何かとストレスの多い昨今ですので、普段から呼吸が浅くなっている人のための実験をしてみましょう。
まず、屋外に出て外の空気を普通に吸って、肌で感じて、その重さや粒子の細かさに意識を向けてみます。
次に、左右の網膜と頭頂骨をそれぞれ両手に取り出し、両手から緑色のTDEを入れ込んでいきます。
そのまま1分間、緑色のTDEを奥にさらに奥に入れ込んでください。
入れ込んでいる途中から呼吸が深くなっていくのが感じられるかもしれません。
もう一度、空気を普通に吸って、肌で感じて、空気の重さや粒子の細かさが変化していることを感じ取ってください。
日ごろからこの練習をしていると、呼吸が深くなり、肌感覚も敏感になってきますので、季節ごとの風の味わいの違いを楽しめるようになります。