代表コラム

パーフェクトハーモニー代表がTDEについて毎月記載しています。

    2021年3月のコラム「ジェンダーバランス」

    3月3日は桃の節句、おひな様の日です。

    女の子のすこやかな成長と健康を願う行事で、平安時代から行われていたようです。

    つい最近、オリンピック関係者の女性軽視発言で騒がしかったのですが、おかげさまで日本における女性の地位向上に少しは役立ったのかもしれませんね。

    女性の社会的地位は、先進国の中で最低ランクと云われている日本ですが、これを機会に、女性だけでなく性的マイノリティーの人々の地位向上も進むといいなぁ、と思う今日この頃です。

    性的マイノリティー、いわゆるLGBT(レズ、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)は、人口の3~5パーセント存在すると云われていますので、日本だけでも400~600万人になる可能性があります。

    最近は海外や日本で有名人がカミングアウトすることで、少しずつ性的マイノリティーの存在が認識されてきたようですし、法律的に同性同士の結婚を認める自治体や、同性婚のカップルを家族とみなす銀行や携帯電話会社や生命保険会社も出てきたようです。

    しかし、周りと同調する、同じ色に染まることを求められる日本では、マイノリティーにとってはまだまだ生きずらい社会かもしれません。

    世の中には女性がいて、男性がいて、どちらにも属さない性の人々が住んでいます。

    また、女性でも男性でもどちらにも属さない性の人々も内面的には女性性と男性性を抱えており、その比率も千差万別です。しかも、その女性性、男性性自体に突き刺さっている棘や傷や圧のようなもの影響で、変に歪んだ女性性、男性性になっていることが多く見受けられます。

    「パーフェクトハーモニー」という観点から、社会的な男性と女性と性的マイノリティーのバランス(社会的なジェンダーバランス)、個々人の内面的な女性性男性性のバランス(個人的なジェンダーバランス)が整って、それぞれがそれぞれらしく生活できる社会、それぞれにとってのパーフェクトハーモニーを生きられる社会ができるといいなぁ、と妄想しております。